FLUTD(猫下部尿路疾患)

お久しぶりです。

7月にブログを更新し、気が付けば、冬になっていました。

時の流れは速いものですね。

もう少し、更新回数が増やせるように頑張りたいと思います。

今回は、冬になると増える病気のFLUTD(猫下部尿路疾患)について書きます。

 


 

FLUTD(猫下部尿路疾患)とは、猫の膀胱から尿道におこる病気の総称です。

症状は、排尿障害(なかなかおしっこがでない)、頻尿(おしっこを何回もするがちょっとしかでない)、血尿(血が混ざったおしっこがでる)、尿閉(まったくおしっこがでない)などがみられます。

病気は、尿石症(石ができる)、尿道栓子(尿道に蛋白質の塊がつまる)、膀胱炎などです。

 

尿石や尿道栓子が尿道につまり尿閉を起こしてしまうと、

死亡することもありますので、

とても怖い病気です。

 

何故、冬になるとこの病気がよくおこるのかというと、

猫の生態に関連しています。

 

猫の祖先(リビアヤマネコ)はもともと砂漠に住んでいて、

水をあまり必要としません。

そのため、とても濃いおしっこをします。

 

冬になると、あまり運動をしなくなり、

水をあまり飲まなくなります。

そのため、ふだんよりもさらに濃いおしっこになり、

尿石の成分の濃度が高くなるので、尿石が形成しやすくなってしまいます。

 

FLUTDを予防するには・・・

・水を多く飲んでもらって、おしっこの量を増やして尿石の成分の濃度を低くする。

・おしっこを我慢させないことと、おしっこをしているか確認することです。

 

 

水を多く飲ませるには、

水入れの数を増やしたり、水をぬるま湯にするなどの工夫が必要です。

また、缶詰等のウェットフードを与えると、

ウェットフードには水分が80%程度も含まれているので、

水分の摂取量を増やすことができます。

ドライフードに水やぬるま湯を加えるのも効果的です。

 

おしっこを我慢させないためには、

トイレを清潔にすることや、トイレの数を猫の数より1つ多くするなど、

快適におしっこができる環境を作ってあげることが必要です。

 

おしっこの確認も重要です。

もし血尿をしていたり、何回もトイレに行って少しだけしかおしっこをしない、

また、おしっこを全然しない時は、

近くの動物病院の先生に相談してください。

 


 

飼育棟でのFLUTD(猫下部尿路疾患)対策は・・・

 

・毎日、すべての猫のおしっこの確認。(おしっこをしているか?正常なおしっこか?)

・毎日、猫の部屋を掃除する。(掃除後すぐに、おしっこやうんちをする猫が意外に多いです。)

・毎日おしっこをしない猫には、猫を部屋の外に出したり、フードにぬるま湯を加えたりします。

 蓮.JPG

 

 

 

 

 

 

 

蓮(11歳 ♂ 日本猫)です。

毎日おしっこをしないので、少し心配な猫ですね。

実は、去年の冬に尿閉を起こして、

大変な思いをしました・・・。

今年の冬は、無事に過ごせるように注意していきたいと思います。

 

 

皆様も、冬になるとよく起こる病気であるFLUTD(猫下部尿路疾患)に注意してください。

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↑飼育棟の動物で例えるならこんな感じです。
飼育棟の動物スタッフ(犬、猫、観賞魚、九官鳥、カメなど総勢300匹)の日常について書いていきたいと思います。

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