発情・出産

交配と病気に因果関係はありますか。

 メスイヌは交配をさせないと病気になるといわれていますが、特に因果関係はありません。ただし、発情の回数とメスイヌの乳腺腫瘍には相関関係がある事がわかっています。発情の回数が多くなればなるほど、つまり、避妊手術をしない状態で年齢を重ねるほど、乳腺腫瘍に罹る確率が高くなります。子供を産ませない場合は、生後1歳前後(犬種により異なります)で避妊手術をする事で、ある程度の予防をする事が出来ます。しかし、避妊手術をしたからといって、絶対に乳腺腫瘍にはならないと言うわけではありません。
 オスイヌも、交配との因果関係はありませんが、高齢になると前立腺肥大に罹りやすくなります。これは、雄性ホルモンとの因果関係が分かっており、去勢手術をする事で、予防・治療を行なう事が出来ます。
 また、交配をする事で感染する病気もあります。ブルセラ病は、その代表的な病気です。この病気の原因菌は性器に生息しており、交配によって相手のイヌに感染していく病気です。この病気に感染すると、死流産を繰り返します。交配の前に、あらかじめ検査を受けておくようにしましょう。また、交配時に腟や子宮内に細菌(大腸菌)が入り、メスイヌは子宮蓄膿症を起こす事があり、オスイヌは包皮炎を起こす可能性があります。これは、イヌをを清潔にしていても避けられない場合がありますので、交配後は、健康管理に特に注意を払う必要があるでしょう。
注:健康状態に異常を感じた場合は、必ず動物病院の診察を受けましょう!