最近、年齢別のフードが増えていると思いませんか?ミルク、離乳期用、子犬用、成犬用、高齢犬用など・・・最近では介護食まで出始めています。
では、なぜこんなにも年齢別フードが増えているのでしょうか。
実は、これには理由があるのです。
動物の栄養学の研究が進むにつれて、子供の時期、大人の時期というような成長段階(ライフステージ)によって、動物の必要とする栄養素の割合が異なってくるということがより明確になってきたのです。
たとえば、子犬の時期は体を作るためにたくさんの栄養を必要としますが、一度に食べられる量は少ない。そのため、少しの食事でもたくさん栄養がとれるような高エネルギー、高栄養素の食事をとることが大切です。成犬は作られた体を維持するために栄養を必要としますが、これ以上成長しません。そのため、成犬は子犬ほど栄養を必要としないのです。また、7~8歳となって高齢期に入った犬は活発さが落ちてきます。さらに高齢になると、食欲がおちたり、体の機能が低下して消化能力がおちたりします。高齢期の食事には以上のような配慮が必要となります。
さまざまな成長段階の特徴を説明しましたが、ひとつ注意が必要です。
実は「高齢犬用」という表示にはペットフード協会が定めるような明確な規定はなく、成犬用として扱われます。したがって、高齢犬用フードの成分は各社の責任で決定されている状況です。当社では7~8歳以上の高齢犬用には運動不足に配慮して低カロリーなもの、10~11歳以上の高齢犬用にはさまざまな体内機能の低下に配慮して成分調整を行っています。
このように、一生のうちで必要な栄養パターンが異なってくるということが、現在の動物栄養学の考え方なのです。
皆様も、犬に適した食事を選んであげましょう。


