●私たち人間と同じように、犬や猫は、脂肪、たん白質、炭水化物*、ミネラル、ビタミンを食べ物から摂り入れなければ健康に生きることができません。
●しかし、人間と犬と猫では、必要な栄養素の割合に大きな違いがあります。
*脂肪、たん白質、炭水化物を三大栄養素と呼びます。
猫は肉食
猫は、人間と暮らし続けていても肉食性を保ち続けたため、人間や犬に比べてたん白質が多く必要です。また、人間や犬では、生理的に必要なタウリンや、ビタミンAなどを体内で作ることができるのに対して、猫では作ることができないため、タウリンを十分に含んだフードを与える必要があります。
猫のタウリン欠乏症
タウリンが不足すると、猫では、眼の障害(網膜萎縮)や、心臓の疾患(拡張型心筋症)などを引き起こすことがあります。手作りフードを利用する場合などでは注意が必要です。タウリンは、魚介類や動物の内臓などに多く含まれています。
乳の成分
犬や猫の食餌が、私たち人間と異なっていることは、乳の成分などにもあらわれています。牛乳は、私たちにとってたん白質やミネラルを多く含む良質な食品の一つですが、犬や猫の乳は牛乳に比べてたん白質や脂肪の量がより多く、乳糖などの炭水化物が少ないのが特徴です。このため、子犬や子猫に母乳の代わりに牛乳を与えると、エネルギー(カロリー) やたん白質が不足して、健全に成長できない場合があります。子犬や子猫には専用のミルクを与えましょう。
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