耳の病気
耳が赤い、臭う/耳たぶがふくらんでいる
外耳炎(がいじえん)
鼓膜から耳介までを外耳と言いますが、ここが細菌、真菌、耳ダニによる感染などによって炎症を起こしている状態です。綿棒による耳掃除で外耳道(耳の穴)を傷つけたり、水が入った場合には注意が必要です。耳が真っ赤になりかゆいため、耳をかいたり、頭を振ったりします。また、耳から悪臭がすることもあります。垂れ耳の猫では特に注意しましょう。
猫では耳ダニによる外耳炎が多くあり、耳ダニを駆除する必要があります。
耳がふくらんでいる
耳血腫(じけっしゅ)
耳介の皮膚と軟骨の間で内出血を起こしている状態です。外耳炎などなんらかのかゆみがある場合、頭を激しく振って耳をぶつけたり、耳をかく刺激で起こります。耳介に液体が溜まったふくらみがみられます。痛みや違和感で頭を振ったり、耳をかいたりします。