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犬の基礎知識

健康チェック

ペットも熱中症になるの?

熱中症

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人間と同じようにペットも熱中症に注意が必要です!
大切なペットのためにしっかりと対策をしましょう。

◆熱中症って?

異常に体温が上昇することで、全身の臓器がきちんと働かなくなってしまう状態。
処置が遅れると、命の危険もあります!

◆どんな場所・時間に起こりやすいの?

いつでも起こる可能性はありますが、やっぱり真夏は危険!

  • 高温多湿(気温30℃以上、湿度60%以上)で風通しの悪い場所
  • 日差しの強い日中
  • 熱帯夜、雨上がり

梅雨、暖房の効いた室内、こたつの中も要注意!

たとえば、こんな場面で…

・直射日光の当たる密室
・換気していないお風呂場でのシャンプー
・車内でのお留守番

◆どんな症状が出るの?

  • ぐったりとしている。
  • からだが熱い。
  • ゼエゼエ、ハアハアと激しい呼吸をしている。
  • ふらついている。
  • 呼びかけても反応せず、ぼ~っとしている。

◆どんな犬がなりやすいの?

  • 太っている犬

脂肪が気管を圧迫して呼吸がしづらくなり、熱が発散できなくなる。

  • 短頭種(パグ、シーズー、ペキニーズなど)

気道が狭く呼吸がしにくいので、体温が下がりにくい。

  • 寒冷地原産の犬(シベリアンハスキー、アラスカンマラミュートなど)

被毛が密集しているため、熱をため込みやすい。

  • 長毛犬種

熱をため込みやすい。

  • 極端なサマーカットをした犬

毛の間に涼しい空気を保ちにくい。直射日光が地肌に当たる。

  • 高齢犬(シニア)

体温調節がうまくできなくなるので、暑さの影響を受けやすい。

  • 足の短い犬

地面とおなかが近いので、照り返しの影響を受けやすい。

◆どうやって予防すればいいの?

  • エアコンの温度設定は25~26℃に。

凍らせたペットボトルにタオルを巻いて、お部屋に置いておくのもよいでしょう。
温度だけでなく、風通しにも気をつけましょう。
あまり動き回れない高齢犬の場合、からだが冷えすぎた時に逃げられる場所も用意しましょう。

  • ケージやお気に入りの場所は、直射日光が当たらないように。

窓にはカーテンをつけましょう。

  • こまめに水分補給を。

いつでもお水が飲めるように、お部屋のあちこちに新鮮なお水を用意しておきましょう。
もちろんお散歩中にも水分補給を!

  • 栄養バランスの整った食事管理を。

暑さで食欲がない場合は、涼しい時間帯にごはんをあげましょう。
食欲がないからといって、おやつをたくさん与えていると栄養が偏ってしまいます。

  • お散歩は早朝か深夜に。

犬は人よりも地面の近くを歩いているので、照り返しの影響を受けやすくなります。
日没後もアスファルトにこもった熱ははなかなか冷めません。お散歩前には、地面を触って確認しましょう。

  • 車でお留守番はさせない!

数分でも車内の温度は急激に上がります。誰かが車内に残るか、一緒に連れて行きましょう。

◆おかしいな…と思ったらどうすればいいの?

意識がない場合は一刻を争います!動物病院に連絡して、状態を説明し獣医師の指示を仰ぎましょう!かかりつけの動物病院が休診や手術中などですぐに対応できないこともあるので、緊急時に備えて近所の動物病院の連絡先は数件登録しておきましょう。また、旅行先の近くの動物病院もあらかじめ調べておくとよいでしょう。

おうちでの応急処置

  • からだに水をかける。

毛を逆なでるように地肌にかけましょう。水の温度は15~16℃くらいがベスト。氷水など水が冷たすぎると体表面の血管が収縮して、内部の温度が下がりづらくなってしまうので逆効果に!

  • 冷風に当てる。

濡らした後はより効果的です。

  • タオルでくるんだ保冷剤をからだに当てる。

わきの下や内股にはさむとより効果的です。この状態で動物病院に向かいましょう!

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