年齢別のケア
子犬の育て方
子犬は新生期、移行期、社会化期の段階を経て成長します。
◆新生期(出生~2週齢)
生まれたばかりの子犬は目や耳が閉じていて、外の世界を見たり聞いたりすることができません。
◆移行期(2週齢~3週齢)
約2週齢になると、目が少しずつ見えるようになってきます。
◆社会化期(3週齢~12週齢)
約3週齢になると、目がはっきりと見えるようになり、耳も聞こえるようになります。
この時期から、外の世界を見たり聞いたりする事ができるようになり、社会的な行動を身につけていきます。
一般的に、3週齢~8週齢の間に母犬や兄弟犬などの自分以外の犬との接し方を学び、5週齢~12週齢の間(特に6週齢~8週齢)に人間との接し方を学びます。
もしも子犬がこの時期に自分以外の犬や人間との接し方を学ぶ事ができないと、そうした相手とうまく接する事ができなくなる可能性がありますので 注意が必要です。
その時期を過ぎても、他の犬や人間との接し方を教えてあげれば覚える事はできますが、非常に根気強く教える必要があります。
子犬を迎える準備
子犬を飼うのに必要なものは、食器2つ(ドッグフード用、水用)、首輪、リード、ブラシ、爪切りなどです。
室内飼育ではトイレが必要となり、室外飼育では犬小屋が必要となります。
子犬に与える食事は、成長段階によって変化します。
◆出生期~3週齢
子犬は母乳を飲んで成長します。分娩直後の母乳は初乳といわれ抗体を多量に含んでいます。
子犬が初乳を飲むと様々な病気の感染を防ぐ事ができるので、初乳は子犬にとって非常に大切です。なお初乳の効果は出生後60~90日まであります。
もしも母乳を与えることができなければ、犬用のミルクを与えてください。
◆3週齢~60日齢
3週齢頃になると、乳歯が生えてきて、離乳が始まります。
この時期から子犬用フードをお湯でふやかした離乳食を与え始めてください。7週齢~60日齢になると完全に離乳します。
◆60日齢~1歳
成犬になるためにどんどん成長していきます。この成長期にあった栄養成分を持つ子犬用フードを与えてください。