当社では猫に快適な生活環境を提供するコトを目的に、日々、研究活動にいそしんでいます。
今回は、当社が取得した「猫の健康管理に役立つ特許」についてご紹介します。
丸みを帯びた猫はかわいらしさ感じる半面、メタボリックシンドロームや感染症など万病のもとと考えられています。
肥満猫の腹部では、内臓に蓄積した脂肪の中で、弱い炎症が持続的に続いており、知らずのうちに体にダメージを与えているのです。
これは、本来蓄積することのない組織に脂肪沈着することから、異所性の脂肪蓄積と呼ばれています。
特に猫は内臓に脂肪が蓄積しやすい体質であることが分かっており、メタボリックシンドロームを引き起こしやすい動物として知られています。
これまで、猫の肥満診断は、視診と触診で判断するBCS(ボディコンディションスコア)が使われてきました。
これは主観的な手法なので、誰でも簡単に判定できる半面、計測者によって異なる判定がされるような、主観的で再現性の低い曖昧な方法でありました。
そのため、簡単に計測できて、誰でも同じ結果を出せる客観性の高い肥満評価法が必要とされていました。
猫の肥満度評価法:特許第7502798号
弊社では、人の肥満評価で利用されているBMI(ボディマスインデックス)を参考に、動物計測法に基づいた猫のBMIを確立しました。
これは誰でも簡単に計測できる方法なので、毎日の猫の健康管理に便利なテクニックになりました。
ただ一つ欠点を上げるなら、隠れ肥満を見つけることはできない点でしょうか。
猫の体脂肪量評価法:特許7502798
猫の筋量推定法:特許6937339
隠れ肥満は人の高齢者によくみられる現象で、老化により減少した筋肉量を蓄積脂肪が補ってしまい、あたかも正常体重に見える状態のことです。
隠れ肥満を見つけられない猫BMIの弱点を克服するため、動物病院の標準装備「エコー検査装置」をつかって、体脂肪と筋肉量を同時に推定できる技術を発明しました。
猫の背側肋骨に沿って得た輪切りの断面画像から筋肉と皮下脂肪の厚みから、全体の筋肉量と体脂肪量を同時に推定することができます。
今回発明した特許により、筋肉量と体脂肪量のバランスから、猫でも隠れ肥満を診断できるようになりました。
エコー検査装置は臨床獣医師の標準設備の一つであるため、獣医師が評価方法を知れば、ほとんどの動物病院で検査することが可能です。
当社では、今後も猫の快適な生活を提供するためのツールを提供していきたいと思っております。