小動物の基礎知識Basic knowledge

コールダックの飼い方
コールダックはアヒルを品種改良した鳥類で、原種はマガモです。
アヒルの約4分の1の大きさで、世界最小のアヒルともいわれます。
飛翔力は退化しているため、うまく飛ぶことができません。

雑食性で、魚のアラやエビ、ザリガニ、タニシなど水生の動物性タンパク質から、穀類や米ぬか、野菜、水草などの植物まで多様な食事を楽しみます。
一般的に水鳥用フードにオキアミ、細かく刻んだ野菜や果物などをあわせて与えるとよいでしょう。
マガモを祖先とするため、基本的に外気温でも耐えられますが、生活温度を室温程度に維持してあげると快適に過ごすことができます。
また、最低でも水浴びを1日1回はさせてあげましょう。1日2回以上できるのが理想的です。
庭に池がない場合、ビニールプールを利用して水浴び場を作ることができます。
また、広い水かきは痛めやすいため、マットや人工芝など柔らかい素材の地面を意識して用意することをおすすめします。

よく鳴きますので、近隣に迷惑をかけないよう防音対策は必須です。
また、トイレを覚えることはないため、掃除しやすい環境を整え、こまめに掃除をしましょう。
ペットシーツを敷くと掃除が楽になります。

コールダックの豆知識
寿命は?

おおよその寿命は10年程度とされています。

活動時間は?

夜行性が強く、午前3~6時ごろに採食活動のピークを迎えます。

換羽について

羽化後、7~8週齢で羽が抜け替わります。
新しく生え変わった羽は緻密で油分を豊富に含み、水をはじく力が強くなります。
3~4枚の後尾羽は背中の方に巻き込むように変化します。

産卵について

コールダックとしての正確なデータはありませんが、アヒルのメスは年間230個ほど卵を産みます。
生後150~180日齢で卵を産み始め、主に夜間から早朝にかけて産卵します。

社会性

野生のカモやアヒルと同様に、単独行動を避け、群れで活動する習性があります。
また、羽化して最初に見た動く物体を親と認識する「刷り込み」という習性があり、人に慣れやすい特徴を持っています。

コールダックに近い種
アヒル

約3000~5000年前にマガモを品種改良して家畜化されたと考えられている、長い歴史を持つ家禽です。
羽色にはマガモに似た原色のほか、茶色や白など様々なタイプがあります。
名前の由来は、日本に導入されたころに水かきの大きさから「アシヒロ」と呼ばれていたものが、なまって「アヒル」と呼ばれるようになったと言われています。
日本の歴史とも深くかかわっており、平安時代に飼育された形跡が見つかっています。
また、大阪河内地方では豊臣秀吉がアヒルの水田飼育を奨励したと伝えられています。
江戸時代末期には長崎から京都方面にアヒルが導入され、1877年から本格的に産業化されたと言われています。

アイガモ

主にマガモとアヒルを交配させたのがアイガモです。
カルガモとアヒルの交配種もアイガモと呼ばれます。
羽色やサイズはマガモに似ていて、飛ぶこともできます。
1990年代から除草剤の使用量を減らす動きが高まり、アイガモに雑草を食べさせる「アイガモ農法」が注目を浴びました。
この農法では、アイガモが水田内の雑草の根を足でかき上げ、水面に浮き上がった雑草を食べることで、効果的な除草が行われます。
昆虫への食欲も旺盛で、ジャンボタニシやウンカなどの害虫駆除にも役立ちます。